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副院長

おかもと小児科の感染症対策

更新日:2021年10月16日

 ずいぶん久しぶりのブログ更新です。

 緊急事態宣言が発令・延長され、しばらく経ちますがまだまだ福岡県内ではまだ少なくない感染者が報告されています。1年前から続く自粛生活でお子さんも親御さんもストレスを感じていらっしゃるのではないでしょうか?お散歩などちょっとしたことで良いので、気分転換を意識して過ごしていきたいですね。


 さて、私たちのような小児科のクリニックでは日々発熱したお子さんたちが受診されます。今年の冬はインフルエンザの流行もみられず、例年に比べると発熱したお子さんは少ないですが、1月中旬から発熱や風邪症状のあるお子さんが増えている印象です。


 新型コロナウイルス感染症の軽症例は風邪との区別は困難ですから、感染症対策は非常に重要となります。私たちもこの1年間、クリニック内での感染症対策を見直しを行いながら診療しています。


 スタッフのマスク着用やこまめな手指消毒はもちろん、人が触れるところを消毒用アルコールで拭き取りを行なっています。換気にも気をつけるようにしています。受付には透明のシートを設置し、待合室で密にならないよう椅子の配置などを見直しました。

 最近は高機能な空気清浄機(写真)を導入しました。高性能なエアフィルターであるHEPAフィルター、活性炭フィルター、光触媒の3層構造による集塵・消臭機能に加え、コイル式オゾン発生体によるオゾンでの消毒を兼ね備えた空気清浄機とのことです。なんか凄そうですよね。。。

 この1年間、オゾンや次亜塩素酸、紫外線ライトなど様々な方法による「空間除菌」の製品が販売されています。注意しなければならないのは、オゾンを含めたいずれの製品も「ウイルスを減らした」という報告があるだけで、「ウイルスによる感染拡大が抑えられた」ではないということです。やはり感染症対策の基本は「マスク」、「手指消毒」、「3密を避ける」です。

 そして子どもたちにおいては、保護者の方からの感染が多くを占めており保育園・幼稚園での感染拡大の例はあまり多くはありません。そのため、ご家族が職場や私生活で感染症対策をしっかりと行うことが重要となります。


 マスクをお互いに着用することで飛沫感染のリスクはかなり下げることができます。こまめにアルコールでの手指消毒をすることで接触感染のリスクも十分に下げることができます。3密を避けることで職場内での感染拡大を防ぐことができます。


 私たちのクリニックでも感染症対策で最も重要なのは、マスクと手指消毒と考えて実践しています。また、発熱のお子さんが受診される際には、あらかじめ周囲の新型コロナウイルス感染症の状況をお電話で確認し、診察までお車で待機していただいたり、感染リスクの高い方は感染室で十分な感染症対策を行った上で診察するようにしています。

 新型コロナウイルス感染症の流行下でも安心してクリニックへご相談いただけるよう、引き続き感染症対策をしっかりと実施してまいります。

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