先週末の青葉公園の桜の写真です。
まだまだ満開でとてもきれいでした。
今年はお花見はできませんが、子どもと散歩しながら桜を見るだけでも良い気分転換になりました。
さて、新型コロナウイルス感染症の増加が続いていますね。
福岡県でも毎日感染者が増えており、緊急事態宣言も出されました。目に見えないウイルスとの戦いはまだまだ続きそうです。
クリニックでは、医師およびスタッフの毎日の検温・体調管理、マスク、手洗い、手指消毒、環境消毒の徹底など行いながら感染予防に努めています。
小児科では普段から風邪の子どもたちが多いですから、感染予防にはもともと気をつけていますが改めて感染症について考えさせられる日々です。
クリニックのプレイルームは、結構たくさんのおもちゃ、絵本があります。
クリニックに来た子どもたちは診察や検査、予防接種で嫌な思いをしますから、ちょっとでも楽しく過ごせるようにと考えてのことです。
しかし、新型コロナウイルス感染症が急激に拡がり緊急事態宣言が出された現状を踏まえ、とても迷いましたが、おもちゃ、絵本は全て撤去しました。コロナウイルスは接触感染するため、おもちゃ、絵本で感染を拡げてしまう可能性があるからです。
プレイルームで遊ぶのを楽しみに来院され、残念そうな子どもたちをみると胸が痛みますが感染拡大を防ぐためご理解ください。
小学校の休校だけでなく、幼稚園や保育園も休園となるところが増えているようですね。
現在の新型コロナウイルスの流行を踏まえると休校や休園も仕方ないと思いますが、1ヶ月以上もずっと自宅で過ごしているお子さんやご家族は大変です。
ご家族は「いつまで続くのだろう?」、「仕事はどうしたらいい?」、「子ども感染したら大丈夫なのか?」、「自分が感染したら、誰が子どもをみてくれるのだろう?」などなど不安のタネは尽きず、子どもたちも限られた空間の中でストレスがたまりやすく、テレビなどの情報でコロナウイルスへ不安・恐怖を感じているかもしれません。
親子で過ごす時間が増えることはもちろん良い面もあります。
しかし、ストレスからお互いに感情的になりやすく、時には子どもに当たってしまったり、子どもが乱暴になって普段と違う姿をみせるかもしれません。
小児科学会のホームページに掲載されている「お子様と暮らしている皆様へ」というメッセージでは、自宅で子どもと穏やかに過ごす上でのヒントが載っています。
重要な点は、
・大人は自分の苛立ちを数値化して自覚し、冷静に対処すること
・夫婦や家族で苛立ちや不安について話し合うこと
・子どもが不安や疑問を聞けるよう、話しやすい雰囲気や時間を作ること
・年齢に応じて新型コロナウイルス感染症について説明してあげること
・子どもをほめてあげること
・子どもが自分で決めるのを助けること
・できる範囲で子どもらしい活動を確保してあげること
全部は難しくても、できることから少しずつやってみるといいかもしれません。
また、お子さんへ説明する場合には同じく小児科学会のホームページに掲載されている「がんばっているみんなへ 大切なおねがい」が参考になりますのでご覧ください。
長期化するウイルスとの戦い。
子どもにとっても、大人にとっても、とても長く辛い戦いとなりそうです。
いろいろと活動を制限されますが、できる範囲で楽しみをみつけ、気分転換をしながら、みんなで頑張っていきましょう。
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