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副院長

ゴールデンウイークはどのように過ごされましたか?

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響で自粛しなければならず、例年とはかなり違うゴールデンウィークでしたね。暖かくなり過ごしやすい季節だけに少し残念です。写真は連休の少し前にクリニックにきたサギです。しばらく玄関の陽だまりで気持ちよさそうに過ごしていました。

 私も連休中は自宅でのんびりと過ごしました。子どもとオセロや将棋をしたり、テレビゲームを一緒にしたり、近所を散歩したり、車を洗ったり、家族だけで少し外で遊んだりです。近所のお店でテイクアウトしてご飯を食べたりもしました。

 子どもと過ごす時間を作り、ゆっくりと休むという点では例年よりも有意義な連休だったかもしれません。また、高校や大学の友人とオンライン飲み会も初めて経験しました。


 新型コロナウイルス感染症の流行がなければ経験できなかったことかもしれません。

 実際、数日間も子どもと一緒にゆっくり過ごした記憶はあまりありません。

 休みがあると、買い物に出かけたり、何かしらの用事ができたり、あわただしく1日が過ぎてしまうことがほとんどです。今は外出してもお店がどこも開いていませんので、結果的に1日ゆっくりと子どもと過ごすことができました。


 オンライン飲み会についてもテレビなどで知っていましたが、私には縁がないものだと思っていました。おそらく新型コロナウイルス感染症の流行がなければオンライン飲み会を経験することはなかったでしょう。遠くの友人と数年ぶりに画面を通して話しましたが、仕事のこと、子どものこと、新型コロナウイルス感染症に関することなど、いろいろな話ができました。とても楽しい時間でした。アプリなどを利用して、とても簡単に参加することができることにも驚きました。


 さて、新型コロナウイルス感染症により生活様式の変化があり良い面も少なからずありますが、やはり多くのお父さん・お母さん、子どもたちとって、先の見通せない現状はストレスがとても大きいことも事実です。

 ゴールデンウィークは終わりましたが、緊急事態宣言も延長され、まだまだ新型コロナウイルスとの闘いは続きます。小学校も福岡市では5月末まで休校となりました。日々報道される新たな感染者数は減少している印象を受けますが油断はできません。


 前回のブログ「イライラしていませんか?」でも書きましたが、ストレスからお子さんの言動が乱暴になったり、大人もつい子どもに当たってしまったりするかもしれません。


 今回紹介するのは、国立成育医療研究センターのホームページに掲載されているストレスとの向き合い方についての情報です。ストレスは自分では気づきにくいこともあるので注意が必要です。


『新型コロナウイルスに負けないために』


 やはり重要なのは、「自分の状態を知ること」、「不安を言葉にすること」、「正しい知識を得ること」、「できるだけ、いつも通りに過ごすこと」、「ストレスの発散する方法をみつけること」でしょうか。新型コロナウイルス感染症の流行により私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。繰り返しますが、慣れない環境で大人も子どももかなりのストレスがかかっているかもしれません。ご家族だけで悩まずに私たち医療者へもご相談ください。

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