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院長

25周年を迎えたおかもと小児科クリニック(前編)


●開院25周年を迎えました♪

  おかもと小児科クリニックは、1995年12月6日に開院しました。現在のクリニックと香椎線を挟んで反対側の舞松原MCビルの1階で開院しましたが、当初2年間は医師会入会を拒否され、乳幼児健診や公費の予防接種ができず地域の小児医療を行うには不完全なスタートでした。

 3年目に医師会入会が認められ、ようやく病気の子どもたちの診療と子どもの成長を健診、育児相談、予防接種で支える小児地域医療を名実ともに行えるようになりました。その後千早病院勤務時の恩師である神の木小児科原醇先生の後を継いで、福岡市東特別支援学校校医、さわらび保育園、貝塚幼稚園・奈多幼稚園(奈多はその後辞任)、愛咲美保育園の園医になりました。さらに2年前より青葉小学校の校医を務めるようになりました。

 2015年5月には、舞松原MCビルより現在地に移転し5年半を経過して、現在に至っています。25年があっという間に過ぎたように思います。


●副院長を迎えて診療室が二人体制に☆

 2019年4月から、息子の友樹が副院長に就任し2人で診療するようになりました。副院長は2008年長崎大学医学部を卒業し、黒崎厚生年金病院(現JCHO九州病院)、福岡病院の小児科で研鑽した後、小児アレルギーの専門医として当科の診療の幅を広げ、より良いものにして、患者さんの期待に応えていくものと信じています。副院長は、既に貝塚ナーサリースクールとなかよし保育園の園医にも就任しています。また、当科が開院以来取り組んできた禁煙支援活動、漢方診療も院長ともどもより力を入れたいと思っています。


 25周年と言えば四半世紀です。会員当時、千早病院で診療した患者さんが結婚後子どもを連れて受診され驚くと同時に感激することがありました。でも、開院当時0歳だった患者さんももう25歳です。MCビルで診療した患者さんが次々に社会人になり、また結婚して子どもたちをクリニックに連れてこられるようになりました。46歳の時に開業した私は現在71歳で、もうすぐ72歳になります。現在当科のカルテの番号は17600番台です。通し番号ですから、その数の患者さんと出会ってきたことになります。残念ながらその中で一人だけ心筋炎で亡くなられた患者さんがいて、今も忘れることができません。悪性疾患を含め重症の患者さんも少なくはありませんでしたが、千早病院(現在小児科は閉鎖)、千鳥橋病院、福岡東医療センター、九州大学小児科と福岡市立こども病院との病診連携により事なきを得てきたことに感謝しています。(後編に続きます・・・)

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